こんにちは。
神奈川県大和市、相模原市、東京町田市その他、横浜市や川崎市を拠点に活動している出張型ペーパードライバー教習のHOP STEP DRIVE !!(ホップステップドライブ)です。
ペーパードライバーの方が再び車に触れるようになる理由は,
・子どもの送迎のため
・仕事の営業をするため
・旅行先でレンタカーを運転したい
など人それぞれありますが、この記事では過去に実施したペーパードライバー講習の内容を通して大きめの乗用車(ミニバン)の運転におけるポイントや注意点をお伝えしていきたいと思います。
こんな方がペーパードライバー教習を受講しています
相模原市 30代 女性
ペーパードライバー歴:5年
使用車両: TOYOTA ベルファイヤ
受講の理由:小学生の子どものスポーツ活動が活発で周辺の体育館などへの移動が多いため自家用車を使って送迎できるようになりたいが、最近大きい車に変えたので運転が心配
相模原市の相模大野駅付近のご自宅から出発!
今回のお客様はマイカー教習をご希望のお客様で、使用車両はTOYOTAのベルファイヤ。
ミニバンの中でもLLサイズの車両となり車体間隔をつかむことに不安があるとのことでした。
ベルファイヤの車両サイズ
全長4,865mm
全幅1840mm
全高1,850-1,915mm
ホイールベース3,000mm
ちなみに教習所で使用する一般的な教習車のサイズは全幅1.7M全長4.7Mほどですので幅と長さ共に15cmほど大きいことになります。
15cmとなると大人の手のひら位の大きさ分になるので狭い場所や駐車場などではその影響が出やすくなります。
ミニバンってどんなくるま?他にはどんな車種があるの?
今回使われているベルファイヤはミニバンと呼ばれるボディータイプになります。
ミニバンとは、自動車の車体形態のひとつです。
ミニバンという言葉は普段車に乗っている人々の間には広く定着しましたが、車になじみがない人にとっては大きい車なのになんで「ミニ」なんだろうと思う人もいると思います。
ミニというのは欧米車のフルサイズバン(主に荷物などを運ぶのに適した車)に対して小さめのサイズになっているのでこのような呼称になっています。
ミニバンは車高が高く作られているため車内空間の居住性の高さが大きなメリットです。
車長が長いので3列シートになっている車が多く、5人以上の家族構成の方に重宝されています。
また、普段大人数を乗せなくても3列目シートを倒したり、格納して車内空間を大きく作り変えることが可能になっているため大きな荷物を運んだり、県外に帰省をする家庭などには発売当初から人気の車種となっています。
代表的なミニバンの車種
国産ミニバンの代表車種には次のようなものがあります。
TOYOTA | ベルファイヤ、アルファード、エスクァイア、ボクシー、ノア、プリウスα |
NISSAN | エルグランド、セレナ |
HONDA | ステップワゴン、フリード、オデッセイ |
MAZDA | MPV |
LEXUS | LM |
ミニバンを運転するときに最も気を付けるべきポイントは?
大人数を運んだり荷物を積んだりするときには大活躍するミニバンですが、その車両の大きさゆえのデメリットもあります。
・ホイールベースが長いため内輪差が大きい。
・車体幅が大きい
・椅子が多いので車内清掃が大変
・重量が重いので燃費が悪い
・コンパクトカー等に比べ加速や操作性が悪い
ホイールベースと内輪差とは?
ホイールベースとは、前輪から後輪までの間の距離をさし、この距離が長ければ長いほど内輪差が大きくなります。
内輪差とは、車が曲がるときにできる前車輪と後車輪のとおる軌道に差ができることです。
自動車を運転するときにはこの内輪差を常に曲がるときに頭に入れていないといけません。
この内輪差は車両の長さに比例して大きくなります。
トヨタのベルファイヤの場合の内輪差は最大約1mになります。
曲がる場所の内側に壁やポールなどの障害物がある場合はきちんと内側のミラーでガードレールとボディーの間に空間が残っていることを確認しながら出なければいけません。
これを忘れてしまったり怠ると、後輪後輪付近のドア横を大きくひっかけてしまうことになる可能性があります。
ペーパードライバー講習での注意ポイントその① ガードレール
教習開始直後に最初の関門です。
自宅前の道が一方通行で車道と歩道の間にはガードレールがあります。
まずむかって右方向に出るのですがな左側に車体を寄せてからゆっくりと出ていきます。
なぜ左側によせてから右に曲がる必要があるのか?
これは出るとき内輪差で右側をガードレールにひっかけないようにするためです。
下の図のようにガードレールや駐車車両などがある状況でコンパクトにまがらないといけない場合は事前に反対側によせておくのが出やすくするためのポイントです。
当然左側の障害物や前側の障害物にも注意を払う必要があります。
ペーパードライバー講習での注意ポイントその② 交差点
これは交差点(特に左折)を曲がるときにも忘れてはいけません。
ミニバンなどの大きい車での内輪差を考慮してT字路左折を考えてみましょう。
図のようにT字路を左折する場合ちょっとした危険があります。
こちら側の車は内輪差がありますから、早い段階で左折開始することができません。
安全確認も含めてある程度車体を前に出してからハンドルを回し始める必要があります。
この時、向かって左側の優先路側から右折してくる車がいるとします。
この場合優先車両のショートカットに気を付けなければいけません。
なぜなら相手の内輪差もあるからです。
優先車両の右折ショートカットにより後輪の位置が交差点の中心よりも内側を通ってくるため、自分の車体の右前角が接触する危険性が高くなります。
この接触を防ぐためには相手を先に曲がらせてから自分が左折を開始するという方法が有効となります。
先進安全装置を活用して車体感覚をつかもう
相模原市内のなかでも相模大野駅周辺はとても狭い道や一方通行が多い道路が多い地域ですので対向車や歩行者自転車にも気配りが必須になります。
教習中、狭い道を通行しているとき、車の周りの障害物などに接近すると先進安全装置が働いて「ピッ・ピッ・ピッ・」と注意アラームが鳴り始めました。
左側には電柱がはみ出して立っています。
左側には自転車が、対向側には対向車が接近しています。
このままスピードを変えずに進むと危険です。
ではどんな危険があるのでしょうか?
ペーパードライバー講習での注意点その③ 三点交差
三点交差とはある一か所で自車と対向車の他にも歩行者や自転車、障害物が同時に並んでしまうことを言います。
こうなるとお互いの空間の確保が難しくなり接触事故が発生しやすくなってしまいます。
そこで、自車が空間の広い場所で待機したり、減速などの速度調節をして通過タイミングをずらしてからタイミングよく通過していきます。
先進安全自動車ASVとは?
ASVとはAdvanced(先進的) Safety(安全) Vehicle(乗り物)の略称で「先進安全自動車」という意味です。
ASVにはいろいろありますが、次のような機能が一般的です。
衝突被害軽減ブレーキ(AEB)
先行車両や前方の障害物を検知し、衝突被害を軽減するために運転者の代わりにブレーキを自動で制御する機能です。
レーンキープアシスト機能
白線や先行車両を検知して車線の中央を走行するようにハンドル操作をサポートしてくれる機能です。
走行速度と車間距離を制御する機能
設定した車速を維持し、前走車との距離や速度に応じて車速を調整し、車間距離を維持しながら追従走行してくれる機能です。
ふらつき警報
走行中にドライバーの注意力が低下していると判断したときに、警報音やメーター内のディスプレイ表示で通知を出し、ドライバーに休憩を促すしくみです。
ESC(Electronic Stability Control)横滑り防止機能
カーブで車がスピンしたり、膨らんだりすることを防ぐ機能です。
駐車支援システム
駐車支援システムは、駐車時にハンドル操作やアクセル、ブレーキ操作をサポートし、駐車をアシストする機能です。
こういった先進安全装置を活用できるのが現代の車の大きなのメリットであり、今まで運転者の感覚のみで成立していた障害物との間隔がより正確にわかりやすいものに変わってきました。
先進安全装置を活用して車体間隔をつかむ方法
障害物に車両が接近してから衝突軽減ブレーキが作動するまでの間に障害物を検知した際に接近を知らせる警告アラームがなります。
この機能は接近すればするほどアラーム警告レベルがあがり警告音も激しくなります。
この機能を利用して車体間隔を知る方法が以下の通りです。
①ASVが作動する設定を確認する
②車は動かさずに人に車に接近してもらう
②注意アラームが「ピピピピ!」という警告音がする
③車から降りて人との距離を目視で確認する
特に目では見えにくい車体後方側でその効果を発揮する接近警告機能はその警告レベルに応じた距離感を知ることで自分の車両間隔を養う基準にもなります。
※子どもにやらせるのは避けて必ず大人と一緒に自己責任で行いましょう。
相模原市公共施設駐車場での駐車練習
ひととおりの走行を繰り返して慣れてきたところで相模原市の体育館ギオンアリーナへ向かいました。
駐車場を使って駐車の確認をしていきます。
公共施設駐車場で駐車練習するときのメリットとデメリット
郊外型の公共施設で駐車練習をするメリットはその広さから他の車がいない環境を使えるという安全性です。
出入り口付近は車が多く止まっているのですが奥の方では駐車練習がしやすいはずです。
デメリットとしては土日はその施設で行われるイベントなどで車が多く集まりますし、長年使われてきたことから駐車場がボロボロして区切りの白線が見えにくかったりするのがデメリットと言えます。
車体の大きさに苦労されながらも、なんとか手順を頭に入れていきました。
今後も安全運転でお願いいたします。
相模原市の特徴は別コラムでお伝えしています。
まとめ
この記事では教習を通して走行のポイントなどをお伝えしてきました。
・ミニバンなど大きな車の注意点は内輪差
・安全装置を活用して車体間隔をつかむ方法
・公共施設駐車場を利用するメリットデメリット
要所の注意ポイントを押さえて安全運転を目指しましょう。
HOP STEP DRIVE !!のペーパードライバー講習を受講してみませんか?
ホップステップドライブ!!は神奈川県大和市、相模原市、座間市、海老名市、綾瀬市、藤沢市、横浜市、川崎市/東京都町田市その他地域に出張型ペーパードライバー講習を行っております。
インストラクターは大和市在住で周辺道路事情にも詳しく、神奈川県内の多数ペーパードライバー講習を行った実績があります。
まずはどんな講習プランがあるのか下のバナーから確認してみてください。
HOP STEP DRIVE !!の出張ペーパードライバー教習