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初心者が知っておくべき雪道運転のコツと注意点を雪国育ちの指導員が伝授!

こんにちは。

神奈川県大和市、相模原市、東京町田市その他、横浜市や川崎市を拠点に活動している出張型ペーパードライバー教習のHOP STEP DRIVE !!(ホップステップドライブ)です。

雪道の運転って運転に慣れてない人や雪国に住んでいない人にとってはとてもこわいと感じるのではないでしょうか。

雪が降ったら街中で歩くのだってツルツル滑ってこわいのに、ましてや運転なんてしたらどうなるか分からない!

そんな不安を少しでも解消すべく、雪国育ちの私が身をもって体験してきた雪道の走行のコツをお伝えしていきます。

ほっぷ君
ほっぷ君

今回は雪道の運転のコツや注意ポイントを教えちゃいます。

この記事でわかること

・雪道での運転のコツや注意点

・雪道に役立つ便利グッズ

・雪道でのトラブルの対応策

遭遇するとヤバい!雪道の4つのこわい場面

雪道といっても雪の状態はいろいろ。

雪が降り積もっている状態やとけてシャーベットのような状態、カチンコチンに凍結している状態など雪の降り方やその後の気温の変化などでいろんな状態があります。

運転するときも基本的にはこの雪の状態を見極めたうえでアクセルやブレーキの量をコントロールしていく必要があるわけです。

ほっぷ君
ほっぷ君

特に危険性の高い状態や場所などはこちら

アイスバーン

アイスバーンとは

凍った路面のこと。

気温が氷点下になると、道路上の水分が凍りついてアイススケートリンクのようになり非常に滑りやすくなります。

アイスバーンには、ブラックアイスバーンやミラーアイスバーンなどの種類があります。

アイスバーンといっても氷の表面がザクザクしているときは滑りにくいこともありますが、つぶされると圧雪となっていきます。

圧雪されると表面が滑らかになりとても滑りやすい状態となります。

ブラックアイスバーン

アスファルトの表面が濡れた後に外気温の低下により凍結した状態です。

一見すると路面の表面には雪がないため単なる濡れた路面に感じてしまいます。

そのため、滑りはじめてブレーキをかけた時にはもう手遅れでそのまま滑走してしまうこともあります。

夜などになると気付くのが非常に困難になるため、最も危険度の高いアイスバーンと言われています。

ミラーアイスバーン

道路上の雪が車の通行により圧雪され、さらにそれが表面が凍り、磨かれた状態です。

鏡のようにツルツルの状態になるのでタイヤが上に乗り上げただけで滑ります。

JAFによる実験ではアイスバーンの状態では濡れた路面の6倍以上も止まりにくくなるという実験結果が示されています。

JAFによるブレーキ実験

時速40kmから急ブレーキを踏み、それぞれ異なる路面状態での止まるまでの距離(制動距離)を測定しました。

路面は、4種類。
・雨天時の路面:ウエット路
・雪が踏み固められた状態の路面:圧雪路
・凍結した路面:アイスバーン
・ブラックアイスバーン

測定結果

【雨天時の路面(制動距離:11.0m)】
季節を問わず、乾いた路面より若干の注意が必要である。

【雪が踏み固められた状態の路面(制動距離:20.2m)】
スタッドレスタイヤが効果を発揮するが、走行には十分な注意が必要である。

【凍結した路面(アイスバーン)(制動距離:84.1m)】
スケートリンクのような路面で、ブレーキを踏んでもドライバーの意思とは異なり、制動距離が限りなく伸びるため、慎重な運転が必要である。

【ブラックアイスバーン(制動距離:69.5m)】
アスファルトの色が見えているので油断しがちだが、表面が凍っているのでアイスバーンと同じように滑ったため、見た目だけで判断しないことが必要である。

結果から、凍結した路面では濡れた路面よりも止まるまでに6倍以上の距離がかかることが分かります。
路面は黒いけど、止まれない!「ブラックアイスバーン」とは…?(JAFユーザーテスト) | JAF

道路のアイスバーンってこわいんだね~。

すてっぷちゃん
すてっぷちゃん

ホワイトアウト

ホワイトアウトとは

雪や雲などによって視界が白一色となり、方向・高度・地形の起伏が識別不能となる現象のことです。

雪道で運転中にホワイトアウトに遭遇すると、視界が奪われた状態になり追突や接触の危険性が増します。

凍結した陸橋

橋や陸橋は周りを風が通り抜けるために冬の冷えた日には道路が凍結してアイスバーン化する危険性が高いです。

日が当たる登り坂は凍結していないのに、日が当たらない下り坂は凍結しているという状態になるとブレーキをかけてもすべり続けていくということにもなりかねません。

慎重な走行速度が必要になります。

雪のわだち

交通量の多い道では積もった雪の上を何台もの車がとおり、徐々に雪が踏み固められていきます。

同時に踏まれなかった場所は雪が残ったままになるので高低差ができます。

この雪の溝がわだちとなります。

高低差が大きくなるとハンドルが取られてしまうこともあります。

絶対にやってはいけない雪道での3つの操作とは?

スリップの原因を知ることでスリップしにくくなるような運転ができるようになります。

タイヤがスリップを起こしてしまう原因というのは、路面とタイヤとの間に生じる摩擦力が低くなることでタイヤが路面をとらえられなくなり発生します。

以下のような操作は凍結した路面ではNGですので気をつけてください。

急がつく操作

急ブレーキ、急ハンドル、急発進などの急激な操作はタイヤと路面の摩擦係数がなくなり一瞬でタイヤが横滑りしはじめます。

可能な限りアクセルオフとエンジンブレーキを使って速度や進路変化が小さくなるような減速と緩やかなハンドル操作を心がけましょう。

急な操作でなくても滑ってしまうこともあります。

横滑りした方向と逆への修正

万が一横滑りしてしまった場合、慌てて逆へハンドルを操作しがち。

これは横滑りを悪化させて車体が真横に向いてしまいます。

横滑りした方向へハンドルを動かす(カウンターステアといいます)ことで車体が安定して立て直しやすくなります。

雪に埋もれたままワイパー作動

未明に降雪予報が出されているときや次の朝に放射冷却が予想されるとき、屋根のない駐車場に車を置いている場合はワイパーを立てておきましょう。

雪に埋もれた状態や窓に凍り付いた状態で作動させると破損の原因になります。

この様に、雪と路面の摩擦抵抗の関係性を知らないと雪道の運転では危険になりやすいのです。

 ー雪国でであった目を疑うような光景とは?ー 

むかし雪国で生活していた時のことです。

大雪が降って晴れた次の日の朝、田んぼ道を走行していると目の前には真っ白な一面の銀世界が広がって何とも美しい光景でした。

しばらく行くと道路脇に一台の軽自動車が横倒しになっていました。

「昨日の大雪の時にスリップでもしたのかな?」

そう思って通過しようとした瞬間、横倒しになって空を向いている助手席側のドアが空に向かって大きく開いたと思ったら中から人が一人出てきたのです!

その光景はまるで月面探査用に着陸した宇宙船からハッチを開けて出てくる宇宙飛行士のようで、その瞬間、映画の「アルマゲドン」を思い出しました。

車が横転していたのはおそらく大雪で路肩と田んぼの境目が区別できなくなり寄り過ぎた車体が溝に落ちてそのまま横転したのではないかと考えられます。

美しい光景の中にも油断できないような状況が潜んでいますね。

雪道に備えよう!スノー系便利アイテム6選

事前に備えておくべきもの

・スタッドレスタイヤ

・冬用ワイパー

・給油

次にあげるスノーグッズやアイテムは雪道を運転することが分かっている場合は便利なものになりますので、カーショップやホームセンターなどでそろえておきましょう。

あると役に立つアイテム6選

長靴・スノーブーツ

雪が積もった場合は普通の靴では滑ったり雪が入ったりして危ないです。

濡れにくい素材のものを選びましょう。

スノースクレイパー

ボディに積もった雪を払ったり、窓が凍結した場合に氷を削り落としたりするときに使用する道具です。

降雪予報が出てから買いに行こうとすると品切れ担っている場合もありますので、関東地方など年に一度の大雪がある地域の場合は早めに備えておいて損はありません。

解氷スプレー

これはスノースクレイパーがあれば必ずしもなくてもいいものですが、窓が凍結している場合、出発までの作業時間を減らすことができます。

タイヤチェーン

神奈川などは坂が多い地域のため、急な登坂を上る場合にはスタッドレスタイヤだけでは心もとありません。

かといって積雪状態での強いアクセルなどは前述のとおりNG行為ですのでタイヤチェーンを備えて置いてもいいかもしれません。

ポータブルジャンプスター

万が一出先でバッテリーが上がってしまった場合はブースターケーブルを持っておくことで周りにいるエンジンがかかっている車に協力いただいてバッテリーを作動させることができます。

ブースターケーブルの代わりに「ポータブルジャンプスターター」を備えておくことで自分だけで簡単にエンジンを作動させるステップを踏むことができます。

停止表示機材(三角表示板)

万が一道路上で立ち往生してしまったり、事故が発生してしまった時のために停止表示機材を備えておくのがベターです。

ほっぷ君
ほっぷ君

アイテムはカーショップかAmazonで購入することが可能です。

雪道でのトラブルへの対応策

走行中にスリップした場合

凍結路面においてスタートするときにアクセルを極小にして路面がタイヤをとらえるように動き出す必要があります。

アクセル操作にてスリップするときはアクセルを緩めにしてみましょう。

ブレーキ操作でスリップする場合も強く踏みすぎている可能性がありますので、できるだけ先の状況を見通したうえでアクセルオンオフでの速度調節やエンジンブレーキの使用をしてみましょう。

真冬の雪国や高速道路などでは、自分では強くペダルを踏んだつもりがなくても滑りだしてしまうこともあります。

タイヤがスタックした場合

タイヤが溝にはまってしまった場合は単にアクセルを使ってもタイヤが路面をとらえられずに空転していまいます。

駆動輪に厚手の布などをあてがい摩擦係数を増やしてあげると脱出できる場合があります。

どうしても脱出できそうにない場合はJAFなどのロードサービスを呼んで引っ張りあげてもらいましょう。

まとめ

今回は雪道を安全に運転するための知識とテクニックをお伝えしてきました。

雪道の走行はこわいものですが事前の知識と十分な備えがあれば安全確保できます。

しかしながら、大雪注意報や警報が出ているときには無理せず車での外出を控えるのがベストな選択です。

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ホップステップドライブ!!は神奈川県大和市、相模原市、座間市、海老名市、綾瀬市、藤沢市、横浜市、川崎市/東京都町田市その他地域に出張型ペーパードライバー講習を行っております。

インストラクターは大和市在住で周辺道路事情にも詳しく、神奈川県内の多数ペーパードライバー講習を行った実績があります。

また雪道の運転経験も豊富なため雪が降ったときの対処などもアドバイスできます。

まずはどんな講習プランがあるのか下のバナーから確認してみてください。

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