
みなさんこんにちは。
ペーパードライバー専門教習のHOP STEP DRIVE !!です。
車をよく利用する方は外出先でコインパーキングを利用することも多いのではないでしょうか。
私自身もコインパーキングをよく利用するのですが、工夫によっては料金を安く抑えたり、必要な知識を持つことで発生するトラブルを未然に防ぐことができます。

そこで今回はコインパーキングでの料金を抑える方法と、起こりがちなトラブルや注意点などをご紹介していきます。
コインパーキングの基本情報

コインパーキングとは?
コインパーキングとは、面倒な契約をしなくても「時間貸しにより利用した分の料金を支払う」ことで車を停めることができる有料の駐車場です。

車で観光地やイベント、都市部へアクセスするときに便利。
有料の駐車場には他にも「月極(つきぎめ)駐車場」がありますが、月極は管理会社や駐車場のオーナーとの事前契約により月額料金を支払って車を停めることができるサービスとなります。
コインパーキングのタイプ
コインパーキングのタイプ
コインパーキングをタイプ別に見てみましょう。、
小~中規模コインパーキング
- ロック板(フラップ式)タイプ
- 課金されると車体下部にあるロック板が上がり、清算すると解除されるタイプ。コインパーキングで最も多く、1台~数十台まで広さはさまざま。

- フラップレスタイプ
- 近年増えているロック板がないタイプ。センサーとカメラでナンバーを読み取る。フラットな駐車場なので停めやすい。

- ゲート式
- 出入口にゲートがあり、跳ね上げ式のバーがある。駐車場の規模は中規模程度の広さがあるため停めやすいことが多い。

- 前払い式(平置き)
- 料金を前払いするタイプで上限料金のみの支払い。12時間/24時間などで時間が区切られる。料金を支払うとチケットが発行され、フロントガラス付近に掲示する。

- パーキングチケット式(縦列)
- 都心部に多く、60分など短時間限定の時間貸し。規定時間を超えると駐車違反となる。

中~大規模コインパーキング
- 立体駐車場タイプ
- 建物の中に停めるタイプ。大型百貨店や公共駐車場などに多く駐車可能台数も多い。

- 地下駐車場タイプ
- 建物の地下に停めるタイプ。商業施設に多く駐車可能台数も多い。

- 二階建てタイプ
- 二階建てタイプで、屋根下と屋上に分かれる。狭いスロープの昇り降りが必要となるため駐車位置により難易度が上がる場合も。

- ターンテーブル式タワー型
- 都市中心部に多くタワーの高さにより入庫台数が決まる。入出庫が前進で可能。管理人がいるが時間がかかる。

いろんなタイプがあるんだね。

コインパーキングの料金体系

コインパーキングの通常料金と最大料金の違いは?
コインパーキングの通常料金は、「15分/20分/30分/60分」のように時間単位で決められています。
駐車料金は「単位時間×単位料金」となるため、例えば料金設定「30分/200円」の駐車場にAM7:00~AM10:00まで駐車した場合の料金は、「3時間(30分を6回分)×200円=1200円」となります。
この他、最大料金が設定されている場合があります。
通常料金合計額が最大料金を超えても、最大料金での清算となります。
ただし、最大料金は24時間毎であるため、24時間を超えて利用した場合に、最大料金が繰り返し適用されるケースと、適用されないケース(通常料金で計算される)がありますのでコインパーキングに掲示されている利用条件などを確認しておくことが大事です。
48時間利用した場合の料金(通常料金500円/1H、最大料金2000円の駐車場)
最大料金繰り返し適用がある場合
最大料金が2回適用される。
2,000円(24H)+2,000円(24H)=4,000円
最大料金繰り返し適用がない場合
最大料金1回適用後、通常料金で加算。
2,000円(最大料金)+500円×24(通常料金)=14,000円
10,000円も違うの⁈


私もこれで失敗したことがあります。
コインパーキングの賢い利用方法

安いコインパーキングの見つけ方
以下のアプリやウェブサイトを活用することで、目的地周辺の駐車料金を手軽に比較でき、よりお得な駐車場を見つけることができます。
特に事前に予約ができる場合、イベント当日などで駐車場が満車になってしまうことを避けられ、無駄に周辺を回って時間を浪費するストレスから解放されます。
サービス | 形態 | 特徴 | ナビ機能 | 予約対応 | 掲載数 |
---|---|---|---|---|---|
駐車場料金検索 ~PPPark~ | アプリ | 自動計算で 安い順に表示 (予約不可のPあり) | Googleマップ 連携 | akippa 特P 連携 | 約5万件 |
特P(とくぴー) | Webサイト | MAPに料金表示 (予約不可のPあり) | Googleマップ 連携 | 特P契約P のみ | 約10万件 |
akippa(あきっぱ) | アプリ | 検索・予約・支払 までアプリで完結 (予約不可のPなし) | Googleマップ 連携 | 予約可 | 約5万件 |
PPParkの使い方
1.目的地を地図上に表示させる。
2.入庫、出庫の日時を設定する。
3.画面下の「虫めがね」ボタンで検索開始。
4.結果が地図上に表示され、安い順に番号がふられるので最安値を見つけられる。

akippaの使い方
1.検索窓に目的地を入力。
2.入庫、出庫の日時など条件を指定する。
3.マップ上に駐車料金が表示されるので選択。(予約不可は灰色)
4.「予約・詳細」から条件などを確認して予約・支払いを完了させる。


ただし、安い駐車場は狭かったり駐車が困難な場合があります。
自分の技量や車幅に合っているかを事前確認しておきましょう。
コインパーキングの最新技術

最新の駐車場監視システム
近年、人気が高まっている駐車場の一つに、ロック板のないフラップレス駐車場があります。
このタイプの駐車場は、平坦でシンプルなデザインのため、駐車が非常に楽で、入出庫時に起こりがちなロック板の破損や不具合といったトラブルを避けることができます。
その結果、駐車場を運営するオーナーにとっても、メンテナンスコストを削減できるという利点があるため、増加傾向にあるわけですね。
また防犯にも優れており、車両の入出庫をカメラで自動的に検知、ナンバープレート読み取りシステムによって入庫時間が記録され、料金が計算されます。
でもこれって未清算でも出庫可能じゃない?


不正使用が発生した場合はこんな対応が取られるそうです。
不正使用があった場合
ロック板がない駐車場で不正使用が発覚した場合、段階的に以下のような対応がとられます。
- 現場での警告:ナンバー認識ポールのランプが高速点滅し、フラッシュライトが複数回発光され未清算である事を警告。
- 監視カメラの映像確認: 監視カメラで記録された映像で証拠を確認する。
- ナンバープレートの特定: ナンバー認識カメラで車両を特定し、所有者に連絡。
- 料金請求: 不正利用が確認された場合、未払い料金に加え、違約金や調査費用を含む請求書が送付される。
- 法的措置: 請求を無視したり、悪質な不正が繰り返された場合、「威力業務妨害罪」や「偽計業務妨害罪」に該当する可能性があり、刑事事件として扱われることも。
なるほど!
バッチリ証拠が残るから不正使用できないね。


故意的に不正利用する人は少ないけど、結果的に不正利用になるケースが増えているらしいんだ。
え?どういうこと?

それでは、コインパーキングで発生しているトラブルについて見ていきましょう。
コインパーキングタイプ別でみるトラブル事例と注意点

入出庫時のトラブル
タイプ | 発生するトラブル |
---|---|
ロック板式 | 板での怪我・破損 |
フラップレス | 身に覚えのない請求※ |
ゲート式 | 発券機への接触 |
前払い/チケット式 | 事前清算忘れ 時間超過による駐車違反 |
立体/地下/二階建 | 柱・他車への接触 |
タワー型 | 入出庫に時間がかかる |
※タイムズカーレンタルによると、カーシェアの普及に伴いフラップレス(カメラ式)駐車場利用時に利用時間料金よりも多い精算額が提示されるというトラブルが発生してしまうケースが増えているようです。
原因としては、過去に同じカーシェアを利用した人がコインパーキングで精算額が発生していることに気がつかずに未精算出庫してしまい、その請求額がその後の利用者に加算請求されてしまうというトラブルです。
出庫時には必ず自身での生産確認手続きを行った上で、「過去の駐車場利用料金」の精算を求められても支払わずにカーシェア会社等に連絡することを勧めています。
-ロック板・精算ゲートが無い駐車場のご利用について-
https://rental.timescar.jp/topics/2021/04/013681.html
思いがけないトラブルになる事もあるのね!

実際にあった精算時のトラブル
実際に私が体験したり、見聞きしたトラブルとしては次のようなものがあります。
最大料金の適用を勘違いして多額の請求に!

最大料金の繰り返し適用があると勘違いし、数日間駐車。実際には2日目から通常料金の加算となり精算時に15,000円もの支払い額になってしまった。
腰痛により機敏に動けずに再びロック!
腰痛が酷くロック板式で清算後、出庫に時間がかかり再びロックされてしまった。管理会社へ連絡して対応してもらうことになった。

コインパーキングでの初心者の注意ポイントは?
駐車場では車両以外の障害物にも注意が必要です。
ロック板式の場合にはロック板の両側にあるモーター部への乗り上げに注意。


初心者だと乗り上げている事に気がつかないこともあります。
また、大型駐車場の柱などは出庫の際に気を抜いていて後輪付近を擦ってしまう方が多いため、これもミラー等を活用するように意識してみましょう。

駐車場の営業時間以外は入出庫ができなくなる
2コインパーキングは24時間営業のところも多いですが、商業施設等の駐車場になると防犯上の観点から営業時間が決められていたりします。
そのため出庫しようとしたのに「営業時間を過ぎてしまって出庫できない!」ということのないように事前に確認しておきましょう。

まとめ
今回は、コインパーキングでの料金を抑える方法やトラブルの注意点などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?
内容をまとめると、
まとめ
・コインパーキングには様々なタイプがある
・24時間以上利用する場合は最大料金の繰り返し適用を確認しよう
・駐車場内での接触などには細心の注意を
・精算時に身に覚えのない請求がある場合は、よく確かめた上で管理会社等に連絡を
以上、コインパーキングは適切に活用することで外出を快適なものにできますので参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました!