状況に応じた車間距離を考える ホップステップドライブ!!|出張ペーパードライバー教習|大和市・相模原市・町田市・海老名市・座間市

Column

コラム

HOME > コラム > ペーパードライバー/運転初心者 > 状況に応じた車間距離を考える

状況に応じた車間距離を考える

こんにちは。

神奈川県大和市、相模原市、東京町田市その他、横浜市や川崎市を拠点に活動している出張型ペーパードライバー教習のHOP STEP DRIVE !!(ホップステップドライブ)です。

今回は状況に応じた車間距離の取り方についてお伝えします。

車間距離を考える

車間距離を考えるには次の3つを基本として意識することが大切です。

1.速度に比例
2.道路の難易度に比例
3.前の車の大きさに比例

1. 速度に比例させる

「速度が速くなると人間の視野は狭くなっていく」ということは耳にしたことがあると思いますが、実際どのくらい変化するのでしょうか?

人間の視覚能力において利用する情報は90%が視覚情報といわれています。

その中でも運転で使用する視覚能力には

  • ・静止視力
  • ・動体視力
  • ・夜間視力
  • ・コントラスト視力
  • ・深視力
  • ・視野
  • ・色覚

などがあります。

人間の色覚能力が低下する原因としては、

  • ・移動によるもの
  • ・周辺視野
  • ・加齢
  • ・疾病

などがあります。

”視野に関して、「速度が増大すると運転者の視野は狭くなる。40km/h では、運転者は 100 度の範囲の視野があり、路側の障害物やその他の潜在的な危険を視認することが可能である。130km/h では視野は 30 度の範囲となり、運転者が潜在的な危険を認識する能力が大きく減退することになる」”

「Speed Management」(OECD 2006 年)

日常生活において100度の視野しかなければかなり不便を感じるでしょう。

運転中は40キロ程度でもかなり視野が限定されているのに驚きです。

車間距離が正しくとれない原因

「運転中は何かしらの操作をしなければ」という焦りがあったり誤った義務感などが影響して必要以上にアクセルを踏み続けることにつながったりしています。

ペーパードライバー講習での指導例

運転は「最小限の操作で最大限の効果を発揮させる」ことが一番効率的で、簡単に言うと「いかに楽をするか」を身に着けることも大切になります。

HOP STEP DRIVE !!の出張教習

2. 道路の難易度に比例させる

人が多く行きかう繁華街や商店街ではどういう風に通行するのがいいでしょうか?

1.アクセルをできるだけ踏んでいく

2.クリープ現象でゆっくり進み、車に気づいていない歩行者がいたら止まる

人が行きかっている場合、アクセルを踏みこんでいくことは怖すぎてできません。

道路の難易度というのはおおよそ車以外の交通の混雑具合と狭さで決まります。

車間距離が正しくとれない原因

こまやかなアクセル操作ができないことによる速度調節不足や運転席の調節位置が体格にあっていないことがその原因となっている可能性もあります。

ペーパードライバー講習での指導例

視野を最も広く取りやすく操作にいちばんよいと思われる座席の位置を見直し、アクセルオンでの進行ではなくクリープとブレーキの切り替えによりすすむことを覚えていきましょう。

HOP STEP DRIVE !!の出張教習

3. 前の車の大きさに比例させる

大きなパネルトラックの後ろにつきました。

この距離のまま走行してしまってはトラックの前方に何があるか把握できないので目隠しをしながら運転しているのと同じです。

目の前の車が小さければ前方の視界が開けて次の動作をどうすればいいのかの予測につながります。

大きな車がいたらその分視界を確保する必要が出てくるのです。

車間距離が正しくとれない原因

前を走る車が大きくなれば確保できる視界は狭くなるということの認識不足によるもので「この距離で前が急停止したら・・」という危険予測の想定ができていないことが原因です。

ペーパードライバー講習での指導例

車の距離を確保していないときと正しく確保した時の視界の見え方と安心感の違いを比較。
視界が確保できているほうがはるかに安心感があることが確認できるはず。

HOP STEP DRIVE !!の出張教習

ゼロイチゼロニ運動

車間距離の取り方にはいくつか方法がありますが、警察も交通安全講習などで推奨している車間距離の取り方が「ゼロイチゼロニ運動」です。

前の車が通過した位置を自車が通るまでの時間を「ゼロイチ・ゼロニ」と数えて通過するとおおよそ安全な車間距離と言う事ができるというものです。

自動追尾機能付き自動運転での車間距離

最近は高性能な車が増えてきました。

そのうちの機能の一つに高速道路での前車の者の自動追尾機能があります。

この機能は高速道路での単調なアクセル調節操作を代行してくれる機能なので非常に便利な機能です。

しかし、追尾している車間距離が非常に近いと感じることがあります。

高速道路上では障害物がないので速度変化が乏しいという判断で近めの車間距離になっているのか、レーダーの探知範囲に限界があるからなのかは定かではありませんが、頼りすぎには注意が必要だと感じます。

HOP STEP DRIVE !!の出張教習

まとめ

車間距離は自分を守るためのものです。

気持ち長めにを心がけましょう。

「車間距離をあけていると他の車が入ってくる」と感じる方もいるでしょう。

必要なのは自分の安全です。

入ってきたらその分あければいいだけで安全運転とはそういう自分の心持ちも重要なのです。

割り込みを気にして前車にピッタリ追従することは前方の状況が読めないばかりか追突のリスクが格段に高くなります。

万が一追突した場合は運転者の責任です。

相手に文句を言われてもドライブレコーダーでバッチリ録画されているのですから反論することはできません。

「状況に合わせて」というのはこのほかに悪天候バス・タクシー・ごみ収集車など停車する可能性の高い車運転の技量などいろいろな条件が重なり合って考えなければいけないところでもあります。

同乗してくれる人がどう感じているかなど意見を聞いてみても参考にできると思いますので、同乗者にも安心感を与えられるような運転を心がけてみてください。

あわせて参考にしてほしいコラム
あわせて参考にしてほしいコラム

ホップステップドライブ!!は神奈川県大和市、相模原市、座間市、海老名市、綾瀬市、藤沢市、横浜市、川崎市/東京都町田市その他地域にて出張型ペーパードライバー教習を行っております。

また、運転の見直しなどもお引き受けできますので運転に関して不安なことや体験したいことがございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。

Page Top

上に戻る