
みなさんこんにちは。
ペーパードライバー専門教習のHOP STEP DRIVE ‼です。
先日、自家用車でこんなバッテリートラブルが発生しました。
ある寒い雨の日。
家族で外食に行くために自家用車に乗り込もうと自動ドアの開閉ボタンを押しましたが反応がありません。
「・・・・・・」
嫌な予感がしたので運転席に座りエンジンスタートのボタンを押すと、
「プスン・・スン・・スン」

うわ!バッテリー上がってる!
という事がありました。
あちゃ~どうやって解決したの?


ということで今回は予期せぬバッテリートラブルの原因とその対策について見ていきます。
バッテリートラブルの原因


結果的にその時はロードサービスを読んで復旧してもらいました。
そもそもなんでバッテリーって上がっちゃうの?

バッテリートラブルの主な原因
- ①電力量の消耗
ドライブレコーダーなど電子機器の使用頻度により電力消費が大きくなる - ②走行距離が短い
走行時間が短いと十分な充電が行われない - ③自然放電
運転をしなくても自然放電によりバッテリーの蓄電量が落ちていく - ④バッテリー自体の消耗
バッテリーの長期使用で最大蓄電量が低減していく
バッテリーの仕組み
自動車のバッテリーは、化学反応を利用して充電と放電を行う仕組みになっています。
走行中には、
・ヘッドライトやオーディオなどの電気機器に電力を供給する
・エンジンの回転によって発電機が充電を行う
この二つの機能を同時に果たしていますが、発電量が使用量を下回る場合、バッテリー内の電力は徐々に減少していくことになります。

トラブルが冬に起こりやすい原因
トラブルが冬に起こりやすいのは、エアコンなどで電力の消費量が増えるのと同時に、気温が下がることで電力を生み出す化学反応が起こりにくくなります。
そのため夏場よりも圧倒的に冬の特に寒い日などにトラブルが発生しやすくなるのです。
そういえばほっぷ君も寒い雨の日にトラブったんだっけ?


そうなんだ。
僕のケースではいろんな要因が重なり合ってトラブルにつながったと考えらるよ。
バッテリートラブルにつながった複数の要因
- ①冬場の悪天候で気温が急降下
→バッテリーの化学反応機能の低下 - ②ガソリン価格が高騰
→ガソリン節約による車の使用頻度の低下 - ③短距離の運転が続く
→蓄電量の低下
ところでバッテリーが上がる前の予兆ってあった?


エンジン始動時にかかりが鈍くなるよ。
僕のケースも予兆があったんだけど特に対策しなかったのがトラブルの原因。
バッテリーが上がった時の対処法は?
バッテリーが上がってしまった時の対処法は大きく分けて2つあります。

1.ロードサービスをつかう

事故やバッテリー上がりなどの故障も含めて車に何らかのトラブルが発生した場合、専門のスタッフが駆けつけ、必要なサポートをしてくれるのがロードサービスです。
JAFが有名だね。

バッテリー上がりの場合、その場で応急処置(ジャンプスタート)を施しますが、復旧不可能な場合は自動車整備工場などへレッカー移動してもらうことになります。
以下は、ロードサービスを利用する際のポイントです。
ロードサービス内容の確認
事前に契約しているロードサービスの内容を確認しておくことが重要です。
レッカー移動やバッテリー上がりの対応、タイヤ交換など、どのようなサービスが含まれているかを把握しておきましょう。

自動車保険の契約内容に「ロードアシスタンス特約」がついていればトラブル時に無料でかけつけてくれるよ。
連絡先の保存
ロードサービスの連絡先をスマートフォンや車内にメモしておくと、緊急時にすぐに連絡が取れます。
位置情報の提供
スタッフが迅速に駆けつけるために、正確な位置情報を提供することが大切です。
出先の場合はマップアプリのGPS機能を活用して正確な位置を伝えましょう。
2.自分で復旧する
自分でバッテリーを復旧させるには二つの方法があります。
①「ブースターケーブル」を使った方法
②「ジャンプスターター」を使った方法

①「ブースターケーブル」を使って復旧させる方法
「ブースターケーブル」というのは赤色と黒色のバッテリーにつなぐケーブルをいいます。
「ケーブル」を決められた方法で他車のバッテリーにつなぎ、電力を借りて復旧させる方法です。
昔からある方法ですが、他車が必要な点と接続方法を間違うとショートしたり火災が発生するリスクがあるため作業は慎重に行う必要があります。
ブースターケーブルを使った復旧方法
①両車両のエンジンを切った状態で接続をすすめる
②ブースターケーブルの赤端子側を故障車バッテリーの+端子(赤端子)へつなぐ
③赤端子の反対側を救援車の+端子(赤端子)へつなぐ
④ブースターケーブルの黒端子側を救援車の−端子へつなぐ
⑤黒端子の反対側を故障車のバッテリーから離れた金属部分へつなぐ
⑥救援車→故障車の順でエンジンを始動(始動後エンジンは30分以上切らない)
⑦取り外しは逆手順でおこなう

※⑤を直接故障車のバッテリーの-端子へつながない理由としては、万一ショートした場合バッテリーから発生した水素ガスに引火し火災が発生する可能性があるためです。
②ポータブルのジャンプスターターを使う方法

ポータブルバッテリータイプのジャンプスターターを使う方法であれば、非常に手軽にバッテリー復旧させることができます。
車用のモバイルバッテリーのようなイメージで自家用車を持つなら1つは備えておくと安心です。
ジャンプスターターを使った復旧方法
①本体の充電が十分であることを確認する。
②付属の接続端子と本体を接続する(奥までしっかり差し込む)。

③赤いクランプをバッテリーの+端子、黒いクランプを-端子に接続する。
※順番は必ず赤色→黒色の順番

④しっかり接続されていることを確認後、エンジンをかける。
※接続がしっかり確認されると、ジャンプスターターの確認ランプが点灯します。
⑤エンジンがかかったら、先ほどと逆の手順でクランプを外していく。
⑥エンジンは30分以上かけておく。
※個別の使い方の詳細は各製品の説明書をご覧ください。
ジャンプスターターの選び方
ジャンプスターターを選ぶ時は製品の電圧と最大電流を必ず確認しましょう。
対応車種などが記載されている場合も確認しましょう。
軽自動車・普通車の場合は電圧は12V、最大電流は200A~600Aのものを選びます。

その他、夜に作業が発生した時のためにライト機能付きやモバイルバッテリーとしても利用できるタイプのものがおすすめです。
バッテリー上がりを予防するために
バッテリー上がりの原因と対策も日頃から意識しておきましょう。
電力消耗の原因 | 電力消費 | 対策 |
---|---|---|
電力デバイスの使い過ぎ 消忘れ | ヘッドライト エアコン オーディオ ドライブレコーダー | 切り忘れがないか確認する。 ドラレコの駐車監視モードの長さを短縮する。 |
半ドア | 室内灯 | ロックすることで半ドアを防ぐ。 |
車の使用頻度の低さ 短距離の使用 | 放電量の増加 充電不足 | 最低2・3日に1度30分以上運転する。 |

特にエンジン始動不良の予兆があれば黄色信号!
30分以上はエンジンを回したままにして充電しましょう。
まとめ
今回はバッテリートラブルに関する原因と対策を確認してきました。
内容をまとめると、
バッテリートラブルへの対策
・バッテリートラブルが起こる前に対策をしておくのが基本
・万が一のためにジャンプスターターなどを用意しておこう
・自己復旧できない場合はロードサービスを利用しよう

最後まで読んでいただきありがとうございました!